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SUZUNE

高齢者サポートの建築記 -1-

新築計画を進めているご高齢の方の住まいのサポートをしている。

クライアントはご本人の終の住処としてはもちろん、
次世代が継承できる建物を残そうと、
ご親戚との共同住宅を計画した。

歩音の仕事はクライアントの専有フロアの希望を聞き取り、
建築家に伝えて計画に反映することと、
進捗状況を確認すること。

高齢の方の新築で一番重視したのは「スピード」。
無駄のない的確な作業で決めるべき事柄をサクサクと決め、
一日でも長く、新居での生活を楽しんでいただくこと・・・・。

ところが、驚くほど「スピード」が上がらない。
何故?

私がこの新築計画に参加して1年。
プロジェクト自体は3年が経過している。

ひとつに「土地の形状が厄介で地盤調査に手間取り、
日程が遅れている」
または「資材の高騰で、設計変更を余儀なくされている」
或いは「リーマンブラザーズショックの煽りで、
資金が目減りして、決断が躊躇われる」などなど。

けれど、理由を挙げて憂いてみても、建築は進まない。

地盤や形状が難しければ難しいなりの設計があるだろう。
資材の高騰には予算内のやりくりで対応するしかないだろう。
予算計画は、現在進行形の投資で行ってはいないだろう。
と、キーマンでないサブの私はついつい突っ込みたくなる。

「決めるべきこと」の事柄と優先順位が一致していない。
それが原因とサブは読む。

クライアントが時々口にする「同床異夢」の言葉にドキッとする。
世代も、生活スタイルも違う人々が思い描き、
求める住まいが異なるのは当たり前。
それを取りまとめて提供するのが建築家の仕事だよね、醍醐味だよね。
と、さらに突っ込みたくなるサブの私。

一歩引けば見える。
それを建築家に伝えようと、言葉にし、図表にし、図面にし。

歩音の仕事は、クライアントの希望を聞き取り、
建築家に伝えて計画に反映することと、
進捗状況を確認すること。

それだけの職責が、これほど難しいとは。







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by あゆあゆみうみう  at 2009年03月21日11:59 |  歩音 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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