SUZUNE

麻の帯から

薫風をはるかに越える、夏の暑さが続いています。

いかがお過ごしでしょうか。


製作も夏に向けた品物が増えてきました。



180514.gif



写真のバッグは麻の帯から作りました。

お母さまの思い出をバッグにして、ご親戚に渡したいとのご依頼です。



180514b.gif



すすきの柄をどう生かすかが肝ですが、
名古屋帯のように大柄がひとつと小柄がふたつ刺繍されている場合、
柄のレイアウトは自然と決まってきます。

そんな制約の中で、今回は小柄のふたつをどう並べるか、
少し迷いました。

帯から切り離して、いろいろと置いてみるうちに
背面にポケットとして使える場所に落ち着きました。

贈られるお相手は高齢と伺い、
開口部の摘みは指を引っ掛けられるループ状にしています。



180514c.gif



このループにはパスモなどのケースに紐をつけて結んでいただいても
安心、便利と喜んでいただけました。

麻のバッグを片手に、夏のお出掛けを満喫していただけますように。




















スポンサーサイト
by あゆあゆみうみう  at 2018年05月13日19:33 |  鈴音アトリエ便り |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

白彩々

180503b.gif


旅先の骨董市で白地の縮緬が一反で1000円で置かれているのを見て
小躍りしました。

しかも新しい生地で織柄入りです。  「お得っ!」

さっそく買い求めようとした時に、確かに店主は「ところどころ切れている」と
言っていました。

「それで全部で10メートルくらいにしてあるから」とも聞いた覚えがあります。

私はどこから見ても普通の一反巻きに整えられている様子を確認して、
「ところどころ切れてる、って、三か所くらいかな、柄がいいから問題ないな」
と思い込み、喜びながら支払いました。

そして家で広げてびっくり!

生地は長いもので60センチくらい。

柄の異なる短い白系の縮緬が見事な切れっぷりで、
巻きから解けるように、次々と現れます。

しかも柄入りは最初の数枚で、巻きの半分以上は織柄なしの無地。

心底驚き、 「やっちまった!」 感いっぱい…の時間が30秒。

そして 「おもしろい!」 とウケた感いっぱい…の (笑) がやって来ました。


その中から6種類の生地を写真のブラウスに使いました。


180503c.gif


骨董市で目が育ってきたと、買い物に自信をつけてきたところでしたが、
人の話をもっと聞いて、思い込んだり勘違いをしないようにと、
少しの反省が旅の思い出になりました。

古布の先輩たちにこの話をしたところ、
「それだけの種類の白い縮緬を集めるのは大変よ。素敵な出会いね。」と
軽く、かる~く慰められました。

白、生成、織の大小の立体で異なる陰影、
銀糸が混じったもの、銀箔のようなテクスチャ―と
白の周辺だけで、こんなに色を豊かに感じられたのは、
確かに素敵な出会いでしょう。

白の彩々をふんわり纏いたいとブラウスを縫いました。

風薫る日々が始まります。


180507.gif









by あゆあゆみうみう  at 2018年05月02日16:53 |  鈴音アトリエ便り |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

時合わず

昨春から流行が続いているガウン風コートを
和布で作りました。


180426.gif


180426c.gif


180426d.gif


フレアが女性らしいこの素材は藤色の縞模様の結城紬で、
規則的に細かな織柄も入って手が込んでいます。

いつもより立体的に裁断・縫製したら、
紬の絹らしい柔らかさと張り感でフレアが強調されました。

試着しながら裾を回して楽しんでいます。


180426b.gif


この時季に着たいと作ったガウンコートでしたが、
夏日の気温が続く毎日では、着る機会を逃しました。

残念!




by あゆあゆみうみう  at 2018年04月25日19:40 |  鈴音アトリエ便り |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

単衣 木綿 春

遅咲きの桜まで葉が濃く茂る様子に、
日々の速度を感じて、少しあわて加減になります。

春のうちにと思い、綿の単衣ジャケットを作りました。


180413.gif


生地は浜松木綿で新反です。

薄緑、水色、灰、黒と縦方向に色変わりしているので、
明るい色を中心に、外に向かって暗くになるよう仕立てました。

思った通りの立体効果で、うれしい着やせのお得感!


180413b.gif


綿でも厚地で弾力のある生地なので、
カーデガンのように気軽に羽織っていただきたい一枚です。











by あゆあゆみうみう  at 2018年04月12日12:45 |  鈴音アトリエ便り |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

襟のこと

180315c.gif


襟を外して店頭に飾っていただいた紬のジャケットの後日談です。

再展示した翌日にはお買い求めくださる方に出会ったと、
お店のオーナーから連絡がありました。

ところが「お客様から、また襟を付けることはできるかと聞かれてしまって…」」と、
困惑した様子の質問に魂消てしまいました。

そのお客様は以前に襟付きでご覧になって、欲しいと思ってくださっていたそうです。

何と言う、間の悪さ。 こんな展開になるなんて。

生地もなく、以前の襟にはもう戻せません。

お客様に喜んでいただける手立ては、ひとつしか思い付きませんでした。


180331.gif


そう、付け襟です。

付け襟を外した状態で、春色のストールやブラウスのデザインなどでも
お顔周りのコーディネートを楽しんでいただければ嬉しいです。








by あゆあゆみうみう  at 2018年03月30日21:10 |  鈴音アトリエ便り |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
カテゴリー
プロフィール

あゆあゆみうみう

Author:あゆあゆみうみう
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ